導入事例
IoTサービスの活用例を、代表的な利用シーンと共にご紹介します。
JR東日本旅客鉄道株式会社様
高圧ケーブル故障監視システム
IoT-S02の技術を利用し、既設の高圧ケーブル故障検知器の状態を、遠隔から監視可能なシステムを構築しました。<br /> 電池は、低温環境に耐え、10年以上交換不要なものを採用しています。<br /> ケースは屋外設置に対応しています。<br />
議題
高圧ケーブル故障監視の課題
鉄道の信号高圧線に用いられる高圧ケーブルの故障は、故障検知器により知得します。<br /> これまでは遠隔監視にかかるコストが大きく、遠隔監視装置未導入の箇所では、故障検知器の現地確認が必要であり、故障箇所を早期に特定できず、ダウンタイムが長くなる課題がありました。<br />
効果
故障検知器の遠隔監視、発生時の即時把握、ダウンタイムの短縮
故障検知器の状態をクラウドで確認可能となりました。<br /> 高圧ケーブル故障発生時に、メール送信することで、故障が発生したこと、およびその発生場所を短時間で認識可能となりました。<br /> 現地確認を行わず故障ケーブルが判断できることから早期に復旧作業に着手でき、ダウンタイムの短縮を実現しました。

金属加工業社様
金属加工設備の稼動状況の可視化(振動センサ利用による)
金属加工設備の稼動監視および、その設備による生産個数のカウントのために、IoT-S02を活用していただいています。<br /> ご利用の設備では、稼動状況を出力する機能が備わっておらず、設備の稼動状況などを管理することが困難でした。<br /> IoT-S02を設備に後付けすることで、加工設備の稼動・非稼動の管理、および加工設備による生産個数のカウントが可能となりました。
議題
加工設備の稼動状況および、設備による製品の生産個数を監視・管理
金属加工会社様でお使いの加工設備の稼動状況および、設備による製品の生産個数を監視・管理したいという要望がありました。<br /> しかし、加工設備には、稼動状態や生産数をカウントする機能が備わっておらず、それらの実現が難しいという課題がありました。
効果
振動取得による、設備の管理
IoT-S02は、内部に振動センサを内蔵しており、設備に置く(貼り付ける)だけで、設備の振動を取得することが可能です。<br /> IoT-S02を写真のように加工設備の内部、外部に設置し、設備の振動値を無線送信しています。<br /> IoT-S02は、振動データを数十ms間隔で取得し、無線送信周期内におけるピーク値を送信しています。<br /> 設備が稼動・非稼動時に明確に異なる大きさの振動値を取得できており、複雑なアルゴリズムなしに、装置の稼動・非稼動を適切に判断できています。<br /> また、そのデータをもとに、設備による製品の生産個数のカウントも可能となりました。<br /> さらに、今後は振動値解析による予防保全や、振動以外のセンサの活用もご検討いただいています。<br />

製薬用資材管理
倉庫内の製品保管状況の監視(温度・湿度)
IoT-S02の温度・湿度センサーを活用して、倉庫の高所に保管された製品の温度・湿度の監視を実施しました。 <br /> 導入前は、倉庫の高所にある製品が、どのような環境で保管されているかを監視できていませんでしたが、IoT-S02の温度・湿度センサーを利用する事で、温度・湿度データの蓄積、遠隔監視が可能となりました。 <br />
高所への設置(梁への設置)
梁に設置しています。USBで給電しています。

高所への設置(柱に設置)
柱に設置しています。USBで給電しています。

保険会社様(名称これでいい?)
水災害発生をアラート通知および水位の測定
大雨などにより、水災害が発生したことを即時に通知可能なデバイスを開発しました。<br /> IoT-S02の拡張インターフェースに、水位センサおよび超音波センサを接続しています。<br /> 水位センサにより、一定の高さに水が来たことを即時検知します。<br /> また、超音波センサにより、水の高さをリアルタイムに計測し、クラウドへ通知します。<br /> この結果、遠隔から水災害の発生、および水位の情報を的確に把握可能となりました。
水災害発生の検知と通知
